山下智久主演ドラマ『アルジャーノンに花束を』ベストセラー原作のあらすじは？豪華な出演者も見どころ

公開日： 2015/04/10 : 音楽、エンタメなど

2015年4月10日（金）22時00分～TBSで
金曜ドラマ『アルジャーノンに花束を』の第1話が放送されます。

『アルジャーノンに花束を』は、
アメリカ合衆国の作家ダニエル・キイスによるSF小説です。

1959年に発表されて以降、累計発行部数320万部を誇るベストセラーで、
本作を原作とした映画、テレビドラマ、舞台作品などが多数制作されています。

【原作のあらすじ】
主人公である精神遅滞の青年チャーリイ・ゴードンは、
いつも笑顔で、他人を疑うことを知らず、誰にでも親切であろうとする、
小さな子供のような心を持った純粋でおとなしい性格の青年だった。

しかし彼には子供の頃、妹に性的な乱暴を働いたと家族に誤解され、
母親に見捨てられた過去をもっていた。

彼は引き取ってくれた叔父のパン屋で働きながら、精神遅滞者専門の学習クラスに通う日々を送っていた。

そんなある日、そのクラスの監督者である大学教授から、
開発されたばかりの脳手術を受けるよう勧められる。

動物実験でこの脳手術を受けたハツカネズミの『アルジャーノン』は、
驚くべき記憶力や思考力を発揮できるようになり、
迷路実験で対決したチャーリイに勝利してしまう。

手術の効果を目の当たりにした彼は、自身もこの手術を受けることを承諾し、
人間に対する臨床試験の被験者第1号に選ばれたのだった。

手術は成功し、チャーリイのIQは徐々に上昇し、ついには超知能を持つ天才となった。

チャーリイは大学で勉強することになり、知識を得る喜びや難しい問題を考える楽しみを満たしていくが、
これまで友達だと信じていた仕事仲間にだまされいじめられていたこと、
母親に捨てられたことなど、
知りたくもない事実の意味も理解しはじめる。

一方で、チャーリイの感情は未発達な幼児のままで、
急成長を果たした天才的な知能とのバランスが取れず、
自尊心が高まり、知らず知らず他人を見下すような人間になっていく。

周囲の人間が遠ざかっていく中で、
チャーリイは手術前には抱いたことも無い孤独感を抱くようになり、
苦悩の日々へと追い込まれていく。

そんなある日、自分より先に脳手術を受け、彼が世話をしていたアルジャーノンに異変が起こる。

チャーリイはアルジャーノンの異変について調べていく中で、

・手術は一時的に知能を発達させるものの、性格の発達がそれに追いつかず社会性が損なわれること、

・そして急激にピークに達した知能はやがて失われていき、元のレベルよりも下降する性質のものである、

という「手術の大きな欠陥」を突き止めることになる。

彼は失われ行く知能の中で、退行を引き止める手段を模索するが、
もはや知能の退行を止めることはできず、
ついにチャーリイは元の幼児並以下の知能を持った知的障害者に戻ってしまった。

そして、パン屋にすら戻れないと自覚した彼は、自ら障害者の収容施設に向かう。

彼は日誌の最後に、
正気を失ったまま寿命が尽きてしまったアルジャーノンの死を悼み、
「ついしん、うらにわのアルジャーノンのおはかに花束をそなえてやてください」
と大学教授に向けたメッセージで締め括る。

【今回のドラマの内容】
花の配送センターで働く知的障がいのある白鳥咲人（山下智久）は、
幼児並の知能しか持っていない。

純粋で心優しい咲人の夢は、
母（草刈民代）から好かれるために“お利口”になることだった。

ある日、咲人は同僚の柳川（窪田正孝）と一緒に、
遥香（栗山千明）のマンションに花束を届けに行くが、
そこで些細なトラブルを起こしてしまう。

一方、遥香が勤める脳科学生理研究センターでは、
人間の知的能力を向上させる蜂須賀（石丸幹二）の研究が進み、
白ネズミの『アルジャーノン』への動物実験に成功していた。

この研究を、人間を対象とする臨床試験に移そうと準備する中、
アルジャーノンが檻から逃げ出し行方不明になってしまう…

【出演者】
白鳥咲人：山下智久
望月遥香：栗山千明
柳川隆一：窪田正孝
檜山康介：工藤阿須加
小久保一茂：菊池風磨（Sexy Zone）
河口梨央：谷村美月
小出舞：大政絢
杉野史郎：河相我聞
鹿内大：勝矢
神田勇樹：前田公輝
波多光佑：斎藤嘉樹
檜山涼子：朝加真由美
白鳥久人：いしだ壱成
白鳥窓花：草刈民代
河口玲二：中原丈雄（特別出演）
竹部順一郎：萩原聖人
蜂須賀大吾：石丸幹二