新たな大発見!武者返しの機能が?!熊本城は熊本地震でよみがえる!
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最終更新日:2021/06/13
社会問題など
2016年4月14と16日の2回にわたり、『熊本地震』が発生しました。
震度7と6強という強烈な地震は、熊本のシンボルである『熊本城』を無残にも破壊しました。
熊本城といえば、日本3名城の1つとされ、1599年に加藤清正により築城されたことは有名です。
しかし、この熊本城が、これまでとは異なる観点から注目を集めることとなりました。
それは、熊本地震による大規模被害からの新たな大発見があったからです。
熊本城の特徴といえば、やはりなんといっても『武者返し』という石垣の構造です。
これは、石垣の下のほうは緩やかな勾配になっており、上のほうにいくにつれ急勾配となり、敵が石垣を登ってくるときに上から弓で狙いやすく、上の方まで登ってくると今度はその形状が垂直に近くなっているため登れないという、他に類を見ない独特の構造。
この武者返しという築城時に作られた石垣が、熊本地震でわずか10%しか崩れなかったのです。
これに対して、西南戦争で明治に修復された直線的な石垣は約30%崩れていたのです。
このことから熊本城の研究が進み、実は武者返しは地震への耐震構造となっていることがわかりました。
しかも驚くべきことに、古文書に記された武者返し構築の文面を調べると、現代の複雑な数式になるというのです。
熊本城の復興計画は、2018年から20年の長期計画とされていますが、大天守の復旧が急ピッチで進み、実は2019年10月から特別公開されています。
ほかにも、こどもたちにとって熊本城が「空白の20年」とならないよう特別見学通路が設置され、安全に見学できるようになっています。
熊本城の新たな発見に刺激を受け、『復興城主』となってサポートしていきたい気持ちになりました。
ちなみに、「武者返し」というパイ生地の美味しいお菓子も有名です!
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