養蜂業を壊滅させる蜂群崩壊症候群とは?ド素人のミツバチ奮闘記
公開日:
:
最終更新日:2015/01/10
イベント、ビジネスなど
ひょんなことから養蜂に取り組むことになったものの、全くのド素人のため何から手をつけていいのか全然わからないまま、とりあえず目の前のことを少しずつ進めていましたが・・・・・大変なことが起こりました!!!
ミツバチは世界で九種類が確認されていますが、養蜂の対象になっているのはセイヨウミツバチとトウヨウミツバチの2種だけで、他の7種はほとんど養蜂の対象にはなっていないとされています。
このうちセイヨウミツバチが世界的に消滅しつつあり、その結果として、イチゴやメロンなどの果物が食卓から消える可能性があると言われています。
これに対してトウヨウミツバチの亜種であるニホンミツバチは、比較的強くて活動できる環境も広いといわれています。
ところが、このニホンミツバチにも異変が起きています・・・。
「蜂群崩壊症候群(CCD)」というものを、つい最近になって知りました。
昨年から、このCCDが神奈川県の三浦半島に集中して発生しているということですが、同じような現象が九州でもみられています。
もしかすると、日本各地で発生しているのではないでしょうか?
当方でも飼育していた数十箱の大量の蜂群が全滅しました・・・・・。
全く巣箱に戻らないんです・・・。
CCDは、飼育されているミツバチの間で、女王バチや幼虫を巣箱に残したまま、働きバチが大量にいなくなる(巣箱に戻ってこなくなる)現象です。
原因は特定されてはいませんが、CCDは2000年代から欧米などでも確認されていて、欧州連合(EU)ではネオニコチノイド系農薬3種がCCDに影響している可能性があるとして使用を制限しています。
日本では、カメムシ防除に有効性があるとして、農林水産省は使用制限をしていませんが、やはり農薬散布が影響していると推測する向きが強いのは事実です。
ミツバチは『記憶の生物』といわれるくらいですから、巣に帰る能力(記憶)を失ってしまうということは致命傷といえます。
このままでは養蜂業は壊滅するのは目に見えています。
今後は何らかの国の対策が必要になると思います。
スポンサーリンク
関連記事
-
-
ウサギのお菓子ニコラシャールに行列!出身地の仏リヨンは「美食の都」「水の都」
「うさぎシュークリーム」や「うさぎリエジョア」パフェなど、 可愛いウサギのキャラクターで大人気の店
-
-
肥満は伝染する? 同調圧力とは? これからの仲間づくりと関連が?チームアプローチとは?
『肥満は伝染する!』 ということを聞いたことがありますか? 実は、米国の研究者の調査で、
-
-
玉乗り型の1人乗り次世代型電動自動車オムニライド!セグウェイとの違いは?
大変興味深い乗り物の開発が進んでいますね。 名前は『オムニライド』! これは、玉
-
-
高齢社会の日本は問題山積!必要不可欠な高齢者支援は?親切・丁寧な対応にビジネスチャンスも?
高齢社会で世界の先頭を走る日本では、 あらゆる面において高齢者への対応 は必須となっています。
-
-
大幅性能アップに驚愕!iPhone6と6プラスの注目ポイントは?
今、世間を騒がせているアップル製スマートフォンiPhoneの最新モデル「6」と「6プラス」。
-
-
世界文化遺産 富士山の登山は安全で快適になった!
昨年、富士山が世界文化遺産に登録されてから、富士山への登山者が急増したのはもちろんですが、全般的に登
-
-
和紙が無形文化遺産に認定!他にも重要無形文化財や伝統工芸品もあります
「日本の手すき和紙技術」が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に認定されましたね。
-
-
オリンピックとパラリンピック、健常者と障がい者、スポーツ義足など競技ツールの国際基準やルールなど考えるべきことは?
エンブレムや国立競技場問題で何かと話題に上る東京オリンピック。 本来、話題の中心となる
-
-
朝型勤務は本当にいいのか?社員のデメリットは十分に検討されているか?
「朝型勤務」が企業の間で徐々に広がってきているということですが、皆さんの職場ではいかがですか?
-
-
驚異の『山ビジネス』とは?
少し前から1人キャンプで山を楽しむ人が増えていますが、 中には好きすぎてキャンプ用の山を購入