陸上100mで快挙!桐生祥秀が夢の9秒台で優勝!追風参考記録とは?
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スポーツ関連
陸上短距離界で今最も注目を集める『桐生祥秀選手(東洋大)』がやりました!
3月28日、陸上のテキサス・リレーが米テキサス州オースティンで行われ、
男子100メートル決勝で、追い風3・3メートルの参考記録ながら、
9秒87(速報タイム)
の好記録をマークして優勝しました!
ちなみに、追い風により加速とトップスピードが向上し、
一般に追い風1.0メートル毎秒で0.05秒から0.06秒の短縮が可能と言われるため、
追い風2.0メートル毎秒を超える場合は公式記録とはならず
「追い風参考記録」となります。
桐生選手は、2013年4月の織田記念陸上で、
高校生ながら日本歴代2位となる10秒01の記録をマークして以来、
日本人初の9秒台アスリートとして期待されるようになりました。
ところが、昨年9月に左太もも裏の肉離れを起こし、
韓国・仁川(インチョン)アジア大会を欠場し、
復帰が待たれていました。
その復帰初戦で今回の快挙!
今後がますます楽しみな選手ですね。
そもそも陸上競技男子100メートル競走において、
『10秒の壁』といわれる9秒台に対する記録の壁があり、
その壁を越えることが偉大な短距離選手の証とされています。
これまでは達成困難と考えられていた9秒台の記録も、
トレーニング方法の改良に加え、用具や環境の変化によって、
1990年代以降は9秒台の自己記録を持った選手が増加しました。
例えば、全天候トラックの導入やシューズの改良、
選手のプロ化で陸上に専念できる環境が整うようになったことなど、
記録更新に大きく影響しています。
歴史的にみると、
1976年までに8人の選手が10秒の壁を破っていますが、すべて手動計時によるもの。
1968年にジム・ハインズ(アメリカ合衆国)が、
メキシコシティオリンピック100m決勝で9秒95(電動計時)を記録しましたが、
標高2240mで記録された「高地記録」。
ちなみに、高所の方が気圧が低いため空気抵抗が少なく、短距離競技には好記録が出るとされています。ただし、明確な基準はないため「高所記録」と記載されますが公式記録となります。
1983年にカール・ルイス(アメリカ合衆国)が
カリフォルニア州モデストの競技会で9秒97(電動計時)を記録し、
平地ではじめて10秒の壁を破りました。
カール・ルイスといえば、1984年のロサンゼルスオリンピックで、
100m、200m、走幅跳、男子4×100メートルリレーの4種目にエントリーし、
全種目で優勝、4個の金メダルを獲得したことで有名です。
また、その独特のランニングフォームでも注目されました。
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