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日本男子バレー注目は『歴代NO.1の逸材』石川祐希ではなくセッター深津英臣!その理由は?

公開日: : 最終更新日:2015/09/24 スポーツ関連

バレーボール・ワールドカップ2015が開催されていますが、
ロンドンオリンピックで銅メダルを獲得した日本女子バレーの人気上昇に続き、
世界ランキング20位の日本男子バレーも人気を取り戻しつつあります。

男子バレーボール世界ランキングはコチラ↓↓↓
http://sports.yahoo.co.jp/sports/volley/japan/2015/ranking/149/

注目はなんといっても『歴代NO.1の逸材』と称される
19歳の絶対エース『石川祐希』選手

石川

女性ファンの人気はさることながら、
マスコミもこの石川選手を中心にワールドカップバレーを放送している感じです。

しかし、実はもっと注目すべき選手が他にいます。

それは、セッターの『深津英臣』選手です!

深津

理由は後述します。

石川祐希選手は愛知県岡崎市出身。
石川2

身長191cm、体重74kgで、
世界レベルでみると特別体格に恵まれているわけではありませんが、
抜群のバレーセンスを持ち合わせています。

星城高校時代は二年連続高校三冠達成の中心選手。

現在は中央大学に在学中ながら全日本代表入り。

昨年、イタリアのクラブセリエAのパッラヴォーロ・モデナと1年契約し、大活躍しています。

確かに、石川選手のバレーセンスはプレーを観ていてピカイチだと感じますが、
なによりその才能を引き出しているのは、もちろんセッターの深津選手です。

深津英臣選手は愛知県豊田市出身の25歳。
深津2

身長180cm、体重70kgの小柄な選手で、
2人の兄もセッターというバレーボール一家。

星城高校時代、2008年の春高バレー準優勝、インターハイ・国体優勝。

東海大学時代、2011年の全日本インカレで優勝し、セッター賞・サーブ賞を獲得。

2013年パナソニック・パンサーズに入団。

第27回ユニバーシアードカザン大会で日本代表としてメダル獲得に貢献し、
ベストセッターも獲得。

2013/14Vプレミアリーグでパナソニックの優勝に貢献し、最優秀新人賞を獲得。

2015年8月の第18回アジア選手権で優勝に貢献し、ベストセッター賞を獲得。

もともとセッターというポジションは、
チームの要でありながら決して目立たず、
『縁の下の力持ち』という控えめでかつとても味のあるポジションです。

その証拠に、他の5人のスパイカーを自由自在に操ることのできる
唯一のプレーヤーなんです。

そんなセッターというポジションで、
深津選手はさまざまな大会で数々のセッター賞を受賞しており、
これまでの日本代表セッターを上回るかなり良いセッターといえます。

今大会(ワールドカップ2015)でも、
ベストセッター部門ランキング1位
となっているのもわかるような気がします。

では、深津選手の何がそんなに良いのか?

それは、一言で言うと
『とにかくトスワークが丁寧』
なんです!

前の日本代表セッターの宇佐美選手や、
宇佐美

現在日本女子バレーの真鍋監督も日本代表の良いセッターでしたが、
正直なところ特筆するものはありませんでした。

ところが、深津選手は「とにかく丁寧にトスを上げている!」
という印象が非常に強い。

すべてのプレーに無理がなく自然体で、トス自体も柔らかく、
スパイカーの打ちやすいところにボールを置きに行く感じです。

このなんとも掴みにくく伝えづらい部分こそが深津選手の優れた点であり、
これまでの日本代表セッターを上回る能力だと思います。

今後の日本男子バレーの試合では、
深津選手の丁寧なトスワーク ⇒ 石川選手のキレのある強烈なスパイク
といった流れでプレーを観ると、さらに面白さが増すのではないでしょうか。

ちなみに、これまで日本代表の『絶対エース』として活躍した選手を振り返ると、
頭に思い浮かぶのはわずか2名。

1970~1980年代の『田中幹保』選手と、
1990年代の『中垣内(なかがいち)祐一』選手

田中幹保選手は、新日鐵入社1年目からレギュラーとして活躍(1973年)。
田中幹

18歳で全日本代表に初選出され、
以後オリンピックに2回(モントリオール・ロサンゼルス)、
ワールドカップに2回出場。

1977年ワールドカップ東京大会では銀メダルを獲得。

日本リーグでも新日鉄の11回のリーグ優勝に大きく貢献し、
最優秀選手を7回・スパイク賞を4回獲得。

1989~91年には監督・選手としてリーグ3連覇を成し遂げ、
1991年、現役引退。

2000年10月、全日本男子代表監督に就任。
田中幹保

中垣内祐一選手は、1989年筑波大学在学中に全日本男子代表に初選出。
中垣内2

その後、「ガイチ」の愛称で人気を博し、
90年代を代表する男子バレーボールのスーパーエースとして
1992年バルセロナ五輪等、数々の国際大会に出場。

1994年に全日本の主将を務め、2004年、現役引退。

その後、堺ブレイザーズ監督に就任し、2005-2006年シーズンVリーグ優勝。

2011年より全日本代表コーチに就任。

日本女子バレーセッター宮下遥選手についてはコチラ↓↓↓
http://challenge-tt.xsrv.jp/1155.html

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