ブラジルＷ杯で贈られた時計はパルミジャーノ・フルリエのＣＢＦモデルか？

今夏のサッカー・ワールドカップ（Ｗ杯）ブラジル大会で、
ブラジルサッカー連盟（CBF）が国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）理事らや、出場３２か国の代表者らに高級腕時計を贈っていた問題で、例にもれず日本協会の大仁邦弥会長も受け取っていたことが明らかになりました。

この腕時計について、ブラジルサッカー連盟は2011年にスポンサー契約を行った『パルミジャーニ・フルリエ』から、１本につき8750スイスフラン（約100万円）で提供を受けたとＦＩＦＡに報告していました。

しかし、ＦＩＦＡの調査によると、市場価格は2万5000スイス・フラン（約300万円）だったということが判明。

腕時計の本数は合計で65本ということなので、金額にして1億9500万円分を贈ったことになります。

これは、ＦＩＦＡの倫理規定に違反する行為で、ＦＩＦＡは10月24日までに受け取った腕時計を返却した関係者に対しては、処分の手続きは行なわないと発表しています。

ところで、『パルミジャーニ・フルリエ』といえば、世界的に高い評価を得ている高級時計メーカーです。

パルミジャーニ・フルリエは、1950年、スイスのクーヴェ生まれ。
フルリエの時計専門学校で学び、20歳の若さで上級時計師資格を取得した天才時計師。

1996年、自身の名前と地名のフルリエを組み合わせて、パルミジャーニ・フルリエ社を設立しました。

同社は、高級時計の真髄ともいえる、ディテールへの配慮やムーブメントの美しい仕上げなど、常に妥協のない姿勢を貫き、スイス高級時計業界において、完全一貫製造を行う数少ない真のマニュファクチュールとしての地位を築きました。

今回の問題では、300万円の高級腕時計としか出てきませんが、一体どんな時計だったのかすごく気になるところですよね。

定かではありませんが、おそらくＣＢＦ（ブラジルサッカー連盟）モデルであるこちらの時計ではないでしょうか・・・。