桑田真澄は連敗記録更新中の東大野球部の救世主となるか?
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最終更新日:2015/01/12
スポーツ関連
元読売巨人軍の投手であった桑田真澄氏は、東京6大学野球で「76連敗」という連敗記録更新中の東大野球部を、2013年から指導しています。
同氏は、これまでの「野球界の間違った常識」を変えて、スポーツ医科学に基づく合理的な教え方をする指導者を増やし、子どもたちを大事に育てることで、日本の野球界を守っていく必要があるとしています。
その桑田氏が東大野球部の部員たちに行っている指導は、
①長い時間をかけて、気合と根性で多くの練習をこなせば強くなるという常識を疑うこと。
②自分の現状を正確に把握し、学ぶべき技術を選択し、必要な練習に気力と体力を集中させること。
だといいます。
桑田氏が現在の野球界に未だ残っている、「練習量と練習時間と気合と根性」というゆがんだ伝統を捨て去り、精神論に陥らず、自分の力量を冷静に把握し、合理的な練習に集中して取り組むことを提唱しはじめたのは、現役引退後に早稲田大学大学院で研究に取り組み始めたのがきっかけだと思っていました。
しかし驚くことに、同氏がPL学園の1年生で夏の甲子園で優勝した直後に、「1日3時間の練習」を提案し、怒った監督をも説得したというのです。
つまり、桑田氏は高校生のときから、野球界の間違った常識を鵜呑みにせず、自分の体を自分で微調整する能力や、思ったところに投げられる技術を身に付けるということに取り組んでいたわけです。
それが、体格に恵まれない同氏が、プロ野球選手として巨人軍や大リーグで活躍できたなによりの証拠です。
今後の野球界に変革をもたらすであろうこの桑田氏の指導方法は、他のスポーツ種目のみならず、学校をはじめとする教育の場面においても共通点があるのではないでしょうか。
桑田真澄
1968年、大阪府生まれ。
1986年にPL学園からドラフト1位で読売巨人軍入団。
2008年現役引退。
現在は野球解説者、野球指導者として活躍中。
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