地中海食でテロメアを長くして健康増進や長寿も
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最終更新日:2015/01/10
美容、健康、その他
近年、『地中海食』が注目されていますね。
理由は、地中海沿岸諸国では、イギリスやドイツ、北欧などに比べて、狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患が少ないことから、
「地中海食は死亡や慢性疾患のリスクを低下させる」
といった健康上の有用性があり、また長寿にも関連している可能性が示されたからです。
米の研究チームが行った研究では、4000名(平均年齢59歳)超のデータを用いて、
加齢のバイオマーカーとされる末梢血白血球の「テロメア長」を測定し、
地中海食スコア(0~9、高スコアほど地中海食に近い)とテロメア長との関連を検討しています。
テロメアとは、細胞の核の中にある染色体の先端にあるもので、人間が細胞分裂をするたびにこのテロメア部分が短くなり、その長さが短いほど余命が短く、加齢関連の慢性疾患を発症するリスクも高くなると考えられています。
研究結果は、
地中海食スコアの最低群(スコア2以下)ではテロメア長スコアは-0.038であったのに対して、
地中海食スコアの最高群(スコア6以上)ではテロメア長スコアは0.072であり、
地中海食スコアの1ポイントの差が、平均1.5年の老化に相当していることがわかりました。
つまり、地中海食スコアが高い(つまり、食事が地中海食に近い)ほどテロメアが長いことがわかり、地中海食が健康増進と長寿に有益であることが裏付けられました。
ところで、『地中海食』とは具体的にどんな料理かというと、
イタリア料理・スペイン料理・ギリシア料理など、いわゆる地中海沿岸諸国の料理が相当し、
料理の特徴としては、オリーブオイルや野菜、穀類やナッツ類を多く含んでいます。
そこで、地中海食を構成する食品別に検討した研究もありますが、単独でテロメア長との関連が認められる食品はなく、食事の個別の要素だけでなく、食事パターンが大切であることが判明しました。
では、どのような食事パターンなのか・・・・・
そういえば『地中海式ダイエット』というものがありますね。
一例をあげると、
【毎日食べるもの】
パン、パスタ、米などの穀類
果物、豆類、野菜
オリーブオイル、チーズ、ヨーグルト
【週に数回食べるもの】
鶏肉、魚、卵、甘味類
【月に数回食べるもの】
赤みの肉
このような食事パターンだと確かにテロメア長が長くなりそうな気がしますね。
老化を遅らせるには座位時間を減らせという新しい仮説はコチラ↓↓↓
http://tt-challengemind.blog.so-net.ne.jp/2014-10-27
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