減塩と食物繊維を意識した健康な食事マーク付きの日本食がブームに
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最終更新日:2015/01/10
美容、健康、その他
世界的に肥満や体重過多の人の数が増加していますが、ヘルシーな日本食を食べている私たち日本人であっても例外ではありません。
その1つの表れが、国がその対策に力を入れている「生活習慣病(通称メタボ)」ではないでしょうか。
そこで、厚生労働省が新年度から運用開始予定の『健康な食事』マーク。
このマークは、
①稲穂をイメージしたご飯やパンなどの主食の黄色
②肉や魚中心のおかずの赤色
③野菜のおかずの緑色
の3色で円を三分割したもので、
1回の食事に何を食べたらよいか、食事パターンを示し、「健康な食事」を普及することが目的です。
健康な食事とは、「健康な心身の維持、増進に必要とされる栄養バランスを基本とする食生活が、無理なく持続している状態」としています。
相変わらずわかりにくい漠然とした定義になっていますが、
要は「減塩と食物繊維を多くとりましょう」ということです。
例えば、①②③の組み合わせであれば、
「650kcal未満で食塩3g未満」
といった基準を満たす弁当や総菜、メニューに対して事業者は自主的にマークを表示することができます。
そして、この新基準のポイントの1つは、食べる量の目安について、より誤差の少ない体格指数(BMI)の目標値を以下のように年代別に示し、それを維持できるように勧めたことです。
18~49歳(18.5~24.9)
50~69歳(20~24.9)
70歳以上(21.5~24.9)
少し前に、日本全国の有名ホテルやレストランで、食材の産地や品質を偽装するといった食の安全を脅かす事件が多数発覚しました。
今回の「健康な食事」マークについては、年明けに細かなルール設定を行うことになっているようですが、偽装防止のためにはやはり厳しい罰則を設ける必要があるでしょう。
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