最近の日本茶のトレンドは若者の心をつかむ芳醇な香り!
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最終更新日:2015/01/12
美容、健康、その他
埼玉県日高市で、8年の歳月をかけて、甘いバニラの香りがする緑茶が誕生しました!
お茶の名前は、「薫る夢わかば」。
もともと同県にあった、甘いバニラのような香りがする「夢わかば」という品種のお茶を使い、通常の製茶ではなく、紅茶やウーロン茶の製茶法を用いた発酵技術で独自に品種改良し、その独特の香りを最大限に引き出したものです。
これまでの緑茶は、若者や子どもにはあまり人気がなく、外国人にも苦手な人は多かったのではないでしょうか。
最近は、「若い人にお茶を飲んでもらうために、特色のある香りで心をつかむ」というのが世界の茶のトレンドとなっているようです。
日本では、静岡県の桜の葉の香りがする「まちこ」や、宮崎県の国産紅茶「みなみさやか」などが、香りのあるお茶として人気上昇中。
ちなみに、「まちこ」は、[静7132]という品種のお茶を製茶して、その中からこのお茶の特徴である桜葉の香りが強く出ているお茶だけを厳選したものです。
この香りは、「クマリン」という成分によるもので、全く混ぜ物をしていない正真正銘の天然のお茶なんです。
このように、日本各地で始まった多様なお茶作りへの静かな取り組みは、わたしたちの日本茶へのイメージを少しずつ変えはじめ、着実な流れになりつつあります。
「次はどんなお茶が登場するだろうか」「このお菓子にはどのお茶が合うだろうか」といった楽しみも出てくるはず。
実は私たちの身近なところでも、素敵なお茶が作られていた!という可能性が高くなってきました。
お茶好きの私としては、世界に誇れる郷土のお茶の誕生に期待したいものです。
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