COPD(慢性閉塞性肺疾患)は世界的死因の第3位!発症リスクを3分の1低下させる健康的な食事とは?豊富に摂取したい6成分は?
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美容、健康、その他
『COPD』という略語をご存じでしょうか?
COPDは、『慢性閉塞性肺疾患』という肺気腫や慢性気管支炎など慢性的な気道閉塞疾患の総称で、
たばこ煙を主とする有毒物質を長期間吸入することによって生じる肺の炎症による病気のことです。
主な症状は、
慢性の咳・痰と体を動かした時に出現する息切れで、
ゆっくりと進行し、重症になると呼吸不全に至り、
息苦しさのために日常生活ができなくなります。
COPDは、現在、世界的死因の第3位を占めているとても重要な疾患です。
最近、このCOPDと健康的な食事に関連があるということがわかりました。
健康的な食事は、
以前から心疾患や脳血管疾患、糖尿病やがんのリスク低下と
関連があることはわかっていましたが、
COPDのリスクに対する食事の影響は不明でした。
今回は、1984~2000年の間に、
肺気腫か慢性気管支炎の診断を受けたことのある米国成人約12万人
を対象として調査しています。
「AHEI-2010」という
11種類の成分を基に健康的な食事をスコア化したもの(スコアが高いほど健康的)を用いて、健康的な食事とCOPDリスクとの関連を検討。
ちなみに、11種類の成分というのは、
○豊富な摂取が望ましい6成分
(野菜、果物、全粒穀物、豆・ナッツ類、長鎖ω3脂肪酸、多価不飽和脂肪酸)
○適度の摂取が望ましい1成分
(アルコール)
○摂取しないか控えめな摂取が望ましい4成分
(赤身肉、加工肉、精製穀物、砂糖入り飲料)
のことです。
検討の結果、
AHEI-2010スコアで最も健康的な食事において、
COPDリスクが3分の1低下することがわかりました。
COPD予防の取り組みについては、
これまでと同様に「禁煙」が何より重要ですが、
今回の知見から、COPDの発症には健康的な食事も密接に関連することがわかりました。
これからの食事は、
野菜や果物を多く摂り、ご飯は玄米、
おかずはDHAが豊富なイワシやサバなどを食べ、
アルコールは控えめにしましょう。
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