『抗糖化』というアンチエイジングをご存知ですか?
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美容、健康、その他
先日、「老化度チェック」の話をしましたが、最近、『抗糖化』によるアンチエイジングが注目されていますね。
それは、老化の原因の1つにカラダの「糖化」があるからです。
この糖化とは、食事で取り入れた糖分のうち、エネルギーとして使い切れなかった糖が体内のたんぱく質と結びつき、「AGEs」(たんぱく糖化反応最終生成物)という老化物質を生成することです。
そして、AGEsは、
・体内のたんぱく質の機能を低下させる
・肌のくすみやたるみの原因になる
・内臓の働きを低下させる
・動脈硬化を進める
・アルツハイマー病などと関連がある
などが指摘されています。
では、なぜカラダが糖化するのか?というと、理由は簡単。
要は糖分の取りすぎ ということなんです。
特に、新陳代謝が下がっていく30代以降は、糖化に拍車がかかりやすくなります。
じゃあ、糖化を防ぐにはどうすればいいのか?糖を取らなければいいのか?ということになりますが、注意するのは以下の2点です。
・甘いものや炭水化物の取りすぎを避ける。
・血糖値を急激に上げない食事の仕方に気をつける(「何を食べるかに加え、どんな順番で食べるかも重要!)。
「何を食べるか」については、
・玄米茶やモロヘイヤなどに、高い抗糖化作用がある。
・野菜については、特に緑色の濃い葉野菜は働きが強い。
「食べる順番」については、
・「懐石料理食べ」が理想的。
・最初に野菜を食べて糖質の吸収率、血糖値の急激な上昇を防ぐ(食事の際は常に『ベジタブル・ファースト』を念頭に置く!)。
健康を維持し、若々しい肌を保つためにも、今日から早速取り組みましょう!
ちなみに、以下の項目は【糖化ダメージ度チェック】です。
当てはまる項目が多い人は、糖化ダメージを受けつつあるので要注意ということになります。
□朝食を抜くことがある
□食べるスピードが速い
□ほとんど運動しない
□睡眠不足気味である(6時間以内)
□タバコをやめられない
□うどんやラーメンなどの炭水化物をよく食べる
□スイーツが好き
□甘い清涼飲料水をよく飲む
□野菜や海藻など食物繊維が多い食品をあまり食べない
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