無動力の歩行支援機『アクシブ』!ロボットスーツと比べて実用性あり?その価格は?
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美容、健康、その他
噂の『アクシブ』を体験してきました!
アクシブとは、
名古屋工業大学の佐野明人教授と今仙技術研究所が共同で開発した
『無動力の歩行支援機』です。
最近、注目の歩行支援機器といえば、
「ロボットスーツ」が有名ですが、
これだと高性能で動力を必要とする分サポート力も強力ですが、
装着に30分程度かかります。
もちろんかなり高額で、個人ではもちろんのこと、
小規模のクリニックや施設などで購入するのも厳しいでしょう。
つまり、現実的に日常使いできるものではありません。
それに対して、アクシブは、
モーターやバッテリーを一切使わず、
「受動歩行」という理論に基づき、
バネと脚の振り子の動きが作用して、
脚の振り出しをアシストするというスグレモノ。
以前、「夢の扉」というテレビ番組で紹介されました。
アクシブの特徴をまとめると、
・シンプルな構造で、本体重量も約550gと軽量。
・モーターがないので、歩行中も静か。
・バッテリーがないので充電不要。
・腰と脚にベルトを2本締めるだけの簡単装着。
・フリーサイズで、3種類のカーボンチューブから選択し脚の長さに合わせるだけ。
腰ベルトは胴囲110cmまで対応可能。
・脚の振り出しのアシスト力は、3段階に調整可能。
・ただし、膝や足首を支える機能はなく、立ち上がりや体重を支える力もないので、
起立や歩行ができない人ができるようになるものではない。
などがあります。
実際にアクシブを装着した感想は、
確かに軽量なのでほとんど機器の重さは感じませんでした。
それに、あまりかさばらないので椅子に腰掛けて装着することができます。
ただし、私は健常者なので、
明確なアシスト力を感じるには、3段階のうち最強レベルの3が必要でした。
もちろん、実際に脚の機能(筋力や持久力)が低下している方は、
感じ方が異なると思います。
そして一般的には、
一方のベルトは膝下に装着するようですが、
これだと前方への脚の振り出しやすさはありますが、
脚全体を持ち上げるような感じはありません。
そこで、ベルトを膝上(太ももの末端部)に装着してみると、
前方への脚の振り出しやすさに加え、脚全体を持ち上げるような機能があり、
より歩きやすくなりました。
装着したときの見た目が気になる方もいるようですが、
アクシブ本体は黒色なので、黒っぽいズボンを履くと目立ちません。
気になる価格は、18万円(税別)で、
頑張れば個人でも購入できる価格です。
現在、右脚用と左脚用がありますが、近いうちに両脚用が出るようです。
両脚用が出たら、また体験したいと思います。
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