男性更年期障害LOH症候群の原因は加齢やディレーラー・ストレス?症状や治療法は?
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美容、健康、その他
男性の更年期障害『LOH症候群』(加齢男性性腺機能低下症候群)
というものをご存じでしょうか?
更年期障害は女性だけではないんです。
男性の更年期障害は、
加齢やストレスなどで男性ホルモン(テストステロン)が低下することによって引き起こされ、
女性の更年期障害と同様、さまざまな症状が現れます。
特に40代以上の男性では、
職場でのさまざまなプレッシャーや雇用の不安、
親の介護などに直面することがあり、
加齢にストレスが加わることでLOH症候群が引き起こされると考えられます。
男性の更年期障害(LOH症候群)の主な症状として、以下のようなものがあります。
【体の症状】
・関節痛
・筋肉痛
・筋力の低下
・疲れやすい
・突然の発汗
・ひげの伸びが遅い
・ED(勃起機能障害)
【心の症状】
・認知力(判断・記憶など)の低下
・イライラ・怒りっぽい
・憂うつ
・不眠
職場でのストレスについては、
近年、企業の吸収合併・買収などである日突然外部から上司が入ってきたり、
政府の女性登用の推進政策で慣れない女性上司との仕事が要求されるなどから、
新たな問題が出てきています。
『ディレーラー(脱線する人)』といわれる人の存在です。
ディレーラーとは、
「できる上司」として抜擢された人が、会社から責任と権限が与えられると急に周囲との折り合いが悪くなり、衝突を繰り返すようになる人のことです。
このようなディレーラーを上司にもつことになると、当然のことながらストレスは倍増することになります。
ちなみに、『ディレーラー危険度チェックリスト』というのがあります。
□自分とは異なる意見を人から言われるとすぐに腹が立つ
□自分の間違いを指摘されても認める気にはならない
□何か問題が起こると自分以外の人間に原因を求める
□正しい解答が出せるのは自分以外にいないと思っている
□部下の言い分を聞く前に自分の意見を押し付けがちだ
□任せた仕事を任せきれずに部下に干渉することがよくある
□ときにはその仕事を部下から奪い自分でやってしまう
□約束を破っても自分は多忙なのだから仕方がないと思う
□自分の仕事の大変さを周囲の者たちはもっと評価すべきだ
□少しくらい職務規定にふれても自分は許されてよいと思う
□小さなことに癇癪を起し人を怒鳴りつけることが多い
□日によって気分の浮き沈みが大きくなったという自覚がある
□以前に比べ睡眠時間や食事など生活のサイクルが乱れてきた
□部下が起こした失敗を思い出してイライラすることがある
以上の15項目のうち、
該当するものが5つ以上あると「黄色信号」
半数以上該当すれば「立派なディレーラー予備軍」
となります。
皆さんの周りにディレーラーがいるかどうかチェックしてみてください。
ところで、LOH症候群の治療法ですが、
基本となるのは『男性ホルモン補充療法』です。
男性ホルモン補充療法は、筋肉注射や軟膏のテストステロン製剤で低下したテストステロンを補充して、症状を抑える治療法です。
ただ問題となるのが、LOH症候群か否かの診断を含め、どこで診てもらえばよいかということです。
男性更年期外来や、メンズヘルス外来などという診療科目を耳にする機会が大変少ないのが現状です。
いずれにしても、中年期以降はかかりつけの医療機関を見つけておくことで、早期発見・早期治療につながるのではないでしょうか。
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