古代インド発祥のヨガで心臓病リスクを改善!有酸素運動と同じ効果の可能性
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美容、健康、その他
古代インド発祥の修行法である『ヨガ』は、
健康意識の高い人を中心に世界中に広がっていますが、
その効果は姿勢や呼吸を重視した身体ヨガや、
瞑想による精神統一を重視した精神ヨガなど
さまざまなものがあるとされています。
そして今回、米・ハーバード大学の研究により、
「ヨガを行う人は、運動を行わない人に比べて、BMI、血圧、脂質値などの心血管・代謝危険因子が改善し、その効果は有酸素運動と同等である」
ことがわかりました。
ということは、
なんらかの理由で有酸素運動(エアロビクス、サイクリング、ランニングなど)を行えない人でも、
ヨガを行えば心臓病などのリスクを減らすことができる、ということです。
この研究では、
「有酸素運動を行う群」
「非運動群」
「ヨガ群」
の3群で比較検討しています。
比較する主要項目は、
・BMI
・収縮期血圧
・LDL(悪玉)コレステロール
・HDL(善玉)コレステロール
です。
その結果、
・ヨガ群は非運動群と比べて、主要項目が改善しましたが、
・ヨガ群と有酸素運動群との比較では主要項目に差が認められず、
危険因子に対するヨガの効果は有酸素運動と同等である
ことが示されました。
この理由について、
・ヨガのストレス抑制効果が神経内分泌機能、代謝機能などに好影響を与えている可能性がある
・ヨガによる危険因子に対する効果が有酸素運動と同等であったことは、ヨガにも有酸素運動と同様になんらかの生理学的効果があり、有酸素運動にもなんらかのストレス抑制効果やリラックス効果の可能性がある
としています。
紀元前の発祥ともいわれる「ヨガ」が、現代にまで受け継がれてきたことには理由があるはず。
多岐にわたる効果を含む健康法であることに間違いなさそうですね。
うつ病に対するヨガの効果についてはコチラ↓↓↓
http://challenge-tt.xsrv.jp/794.html
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