中高年の男性は要注意!『LOH症候群』とは?その対策は・・・?
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美容、健康、その他
加齢による多様な身体の変化やストレスにより、
男性にも『更年期障害』があることは知られています。
そして近年では、
男性更年期障害 = LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)
という名称が使われるようになり注目が集まっています。
男性更年期障害(LOH症候群)は、
男性ホルモンであるテストステロンの減少が原因であるとされており、
身体症状、精神症状、性機能障害の3大症状が現れます。
具体的には・・・・・、
・新陳代謝が落ちる
・脂肪が増えやすくなる
・筋肉がつきづらくなる
・やる気がなくなる
・うつ状態になりやすくなる
・性欲がなくなる
などの症状が出現してきます。
うつ病や性腺機能低下症については、以下のような研究結果もあります。
【テストステロンの減少と精神症状の関連についての研究】
・40~65歳の中年男性を【うつ病群】と【健康対照群】に分けて、『性腺機能低下症』の割合を調べた。
・性腺機能低下症の発症頻度は【健康対照群】よりも【うつ病群】で有意に高かった。
つまり、このような男性更年期障害を防ぐためには、
男性ホルモンであるテストステロンの維持 が大変重要であるということです。
そもそもテストステロンの効果には以下のようなものがあります。
①筋肉の形成を促し、男らしい体になる
②加齢の衰えを防ぎ、いつまでも若々しくいられる
③生活習慣病・メタボリックシンドロームの予防
④やる気が向上する(ドーパミンを分泌する)
⑤記憶力が上昇する
⑥女性にモテる
⑦性欲増強につながる
これらをみると、何がなんでもテストステロンの減少を防がなければなりません!
いや、むしろテストステロンをたくさん増やしたくなります!
そこで、テストステロンを増やす方法として以下のようなものがあります。
1.筋トレやストレッチをする
2.十分な睡眠をとる(睡眠の質を高める)
3.食事の充実
4.栄養素の補給(ビタミンD&亜鉛を摂取する)
5.アルコールの摂取量を控える
6.チャレンジ精神を持ち、男らしく振舞う(ポジティブに生きる)
7.適度な禁欲生活
以下のような興味深い研究結果もあります。
【姿勢の違いとホルモン分泌量の関連についての研究】
・男性をゴリラのように【胸を張った姿勢】と【前かがみの姿勢】の2群に分けて、ホルモンの分泌量を比較する。
・テストステロンは【胸を張った姿勢】群で有意に増加し、コルチゾール(ストレスホルモン)は有意に減少していた。
【日本の現状について】
日本国内で承認されているテストステロン製剤は、
特効性注射剤と一般用医薬品の軟膏のみとなっており、
処方できる製剤がきわめて限られているとのこと。
そうなると現状では、運動や姿勢の矯正、食事や睡眠など、
『日常生活の改善』という対策が最も効果的といえるのかもしれません。
LOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)、ディレーラーストレスについてはコチラ↓↓↓
http://challenge-tt.xsrv.jp/727.html
心の病『うつ病』による経済損失についてはこちら↓↓↓
http://challenge-tt.xsrv.jp/736.html
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