不良姿勢でのスマホ使用では頚椎に小学生並みの負荷が・・・
公開日:
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最終更新日:2015/01/19
美容、健康、その他
前回、スマホやパソコン、ゲーム機から発生する「ブルーライト」が、成人だけでなく小児の頭痛や睡眠障害、不登校などの症状に関連している内容をとりあげました。
スマホの長時間使用による弊害として、眼精疲労や首・肩の筋肉疲労、手のしびれなどの発生との関連は知られていて、「スマホ症候群」と呼ばれています。
今回は、スマホやタブレットなどの携帯情報端末を使用する際の『姿勢』についての内容です。
簡単にいうと、
使用するときの姿勢が悪いと頚椎にかなりの負荷がかかる
ということです。
首の前屈角度が大きくなるほど頸椎にかかる負荷も増え、
最も悪い姿勢ではナント27kgもの負荷がかかる
というのです。
これは、一般的な小学生の体重に相当する負荷が首にかかっているということになります。
これで疲れないはずがありません。
頭部と頸部の屈伸角度は正常な姿勢(角度ゼロ)の場合でも4.5~5.4kgの負荷がかかっているといわれていますが、
屈伸角度が15度になると12kg、
30度で18kg、
60度では27kg
もの負荷がかかると推計されています。
1日のうち、携帯情報端末の平均利用時間が2~4時間とすると、年間の累積では700~1400時間になります。
その間、首の後ろに小学生くらいの子どもを載せているのと同程度の負荷がかかっていることを考えると恐ろしいですよね。
さらに高校生や大学生の場合になると、携帯情報端末を使用している時間は5000時間ともいわれています・・・・・。
間違いなく「スマホ症候群」になります!
専門家は、「携帯情報端末を使用する際には頸椎を自然な弯曲に保ち、前屈姿勢を避けるよう努力すべき」とアドバイスしていますが、そんな漠然としたアドバイスを守って使用する人が果たしてどれくらいいるのでしょうか?
もっと根本的な対策としては、スマホやタブレットの連続使用時間や、一日の総使用時間を制限するなどの対策でなければ効果は少ないように思います。
スマホやパソコンの「ブルーライト」による頭痛などの弊害についてはコチラ↓↓↓
http://challenge-tt.xsrv.jp/546.html
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