スマホ、ゲーム機、パソコン、テレビは睡眠や概日リズムに悪影響!就寝前の電子書籍も注意!
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美容、健康、その他
スマホなどの携帯電子端末やゲーム機、パソコン、液晶テレビなど
に用いられる波長の短い光(ブルーライト)が、
頭痛や睡眠障害を引き起こしたり、
概日リズム(約24時間11分周期で変動する生物の生理現象)に悪影響
を及ぼしたりすることはすでに知られています。
そして、具体的にどれくらい影響しているのかについてもしっかりと理解しておくことは大切です。
研究の結果では、
・携帯電子端末を自分のそばに置いて寝ていた子どもは、
そうでない子どもに比べて、1日あたりの睡眠時間が20.6分短かった。
・携帯電子端末を自分のそばに置いて寝ていた子どもは、
そうでない子どもに比べて、休息や睡眠が不十分と感じている割合が39%多かった。
・テレビのある部屋で寝ていた子どもは、
そうでない子どもに比べて、1日あたりの睡眠時間は18分短かった。
・テレビのある部屋で寝ていた子どもは、
そうでない子どもに比べて、休息や睡眠が不十分と感じている割合には差はなかった。
ということがわかりました。
ナント、スマホやテレビなどは近くに置くだけで睡眠を邪魔するというのです。
特に、「双方向メディア」であるビデオゲームやスマホなどの機器は、
目を近づけて操作するためテレビよりもさらに悪く、
「睡眠ホルモン」と呼ばれるメラトニン分泌にも悪影響の恐れがあるとされています。
別の研究では、
就寝前に携帯電子端末で電子書籍を読書した場合、紙の書籍の読書に比べて、
・入眠までの時間が延長した
・夜間の眠気やメラトニン分泌が減少した
・翌日の覚醒までの時間が延長し、目覚めの気分も悪化した
などが見られています。
つまり、就寝前の電子書籍の読書は、人体へのさまざまな生理学的影響を及ぼし、
睡眠障害や概日リズムの乱れを引き起こす可能性があるということです。
対策はというと、簡単です。
悪い影響があるとわかっていること(携帯電子端末を近くに置いて寝ること、寝る前に電子書籍を読むこと)を止めればいいんです。
誰にでもできることですからすぐに始めましょう!
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