薄毛、抜け毛対策は?食事は?運動は?睡眠は?「髪と頭皮」の関係は「植物と土」の関係?
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美容、健康、その他
年々増加している薄毛や抜け毛などの髪の悩みは、
中高年の男性に限らず、今や若い世代や女性にまで広がる深刻な問題です。
「髪と頭皮」の関係は、「植物と土」の関係によく例えられます。
乾燥した硬い土に植物が育ちにくいのと同じで、
乾燥した硬い頭皮に元気な髪は育ちません。
なぜなら、硬い土では根が張りにいため、植物に水や栄養が行き渡りません。
これと同じように、
頭皮が硬いと髪の成長に必要な栄養が毛根まで行き届かないからです。
逆に、よく耕されてほぐれた柔らかい土では、
しっかりと根が張り水や栄養を吸収しやすく植物がグングン成長するように、
柔らかな頭皮では元気な髪が育ちやすくなります。
このように、健やかで元気な髪の成長のためには、
柔らかく健やかな頭皮を整えてあげることがとても重要になります。
しかしながら私たちの頭皮は、
加齢やストレスによって弾力性が低下し、
血行が悪くなります。
すると、髪の成長に必要な栄養が、頭皮まで届きにくくなります。
髪は、毛根にある「毛球」という部分でつくられ、
毛細血管から髪の原料となる栄養を取り込みながら、
毛母細胞が分裂を繰り返し、
髪となって伸びていきます。
そのため、頭皮が硬くなり、血行が悪くなると、
毛球部分が栄養を取り込むことができず、
髪が成長できなくなるわけです。
それでは、どうすればよいのか?
「髪を育てる」ためには、
まず硬くなりがちな頭皮をしっかりと揉みほぐして、
柔らかくすることが大切です。
そして、シャンプーで清潔に保ち、
洗髪するときにもしっかりと地肌をマッサージします。
さらに、育毛剤などを利用して、積極的に頭皮を元気にしていくとより効果的です。
【洗髪】
ヘアケアの基本は、まず頭皮を清潔に保つことです。
・シャンプーの前に、ブラッシングと予洗いでホコリやフケを落とします。
・その後、髪をやさしく揉むようにしてシャンプーを泡立て、指の腹で毛穴の汚れを押し出すように頭皮を洗います。
・それから、傷つけないよう指でとくようにして、髪を洗います。
・最後に地肌までシャワーでしっかりすすぎます。
【乾かし方】
髪を濡れたままにしておくと雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮を傷めてしまいます。
・タオルで丁寧に髪の水分を拭き取ります。(決してゴシゴシこすらないように)
・ドライヤーを使用する場合は、頭皮から15cm以上離して、髪を持ち上げながら根元から乾かします。(熱風が一箇所に集中しないように注意)
【頭皮マッサージ】
爪を立てたり、力の入れ過ぎは、頭皮を傷める原因になります。
・育毛剤を使用した後、指の腹でやさしく頭皮に揉みこんでいきます。
・頭皮全体をほぐすイメージで、頭皮を軽くつまみあげるように5分程度マッサージします。
【育毛習慣】
育毛は、休止している毛根に成長を促し、細くなった髪を太くしていくプロセスです。
その効果があらわれるまでには時間がかかります。
(通常、太い髪の毛は1か月に約1cm、産毛は1か月に約1mm伸びます。)
最低でも6か月以上は、毎日の育毛習慣を継続する必要があります。
【食べ物】
髪の成長を促すには、栄養バランスのとれた食生活も重要です。
特に、髪をつくる「タンパク質」を豊富に含む卵や大豆食品、乳製品は積極的に摂りましょう。
また、ミネラルを豊富に含み髪によいといわれる海藻類や、
ビタミンを豊富に含む果物類もオススメです。
逆に、ダイエットで食事を抜いたり、偏った食事をするのは厳禁です。
バランスのよい食生活と、不足しがちな栄養についてはサプリメントなどで補うようにしましょう。
<タンパク質を含む食品>卵、豆腐、みそ、白身魚など
<ミネラルやビタミンを含む食品>わかめ、ひじき、みかん、イチゴなど
【喫煙と飲酒】
喫煙は、毛根に栄養を運ぶ血管を収縮させ、血流を悪化させます。
また、過度の飲酒も発毛の妨げになりますので、適量を心がけましょう。
【運動】
体全体の血行をよくすることは、髪の成長にもつながります。
無理をしない範囲で、できるだけ体を動かしましょう。
ウォーキングなど体脂肪を燃焼する有酸素運動や、
筋肉を伸ばして血行をよくする軽いストレッチ体操などがオススメです。
【睡眠】
睡眠中は、頭皮や毛髪の新陳代謝が高まり、
ホルモン分泌がもっとも盛んに行われます。
睡眠不足になるとホルモンバランスが崩れやすくなり、
薄毛を招く原因にもなります。
十分な睡眠は、ホルモンバランスを整え、
ストレス解消にもつながり、
髪の成長を促進します。
薄毛や抜け毛に関連のある『ヘアサイクル』とは? 頭皮の老化度チェックについてはコチラ↓↓↓
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