花粉症の免疫療法の欠点を克服した理想の治療『花粉症治療米』とは?アレルギー性結膜炎にも効果?
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美容、健康、その他
春は花粉症の季節。
心地よい天候の一方で、花粉症に苦しむ人が年々増加しています。
そこで朗報があります!
お米を食べることで花粉症を治療できる日が近いというのです。
その名も『花粉症治療米』!!
ところで花粉症の治療といえば、
今のところ対症療法がメインで、
唯一の根本治療として「免疫療法」があります。
ところが、花粉症で起こるアレルギー性結膜炎の「舌下免疫療法」を例に挙げると、
・痛みがない
・自宅で簡便に行える
・小児にも適用できる
・重篤な副反応が少ない
といった利点がありますが、
その反面、
・毎日の舌下投与が2~3年間必要
・脱落者が多く、治療効果は4割程度
など大きな欠点もあります。
これらの利点・欠点を考えると、
理想的な免疫療法とは、
「簡便に短期間で効果を発現させ、副反応を起こさないもの」
ということになります。
それを実現できそうなものが『花粉症治療米』なんです。
この治療米は、
「遺伝子組み換え技術により高濃度のスギ花粉症の抗原を発現させた米」
になります。
米はもともと食物であるため当然のことながら毒性がなく、加工の必要もなく、
さらには何年間も腐ることもない、といった優れた利点があります。
そして、すでにこの治療米を食べさせたマウスの実験で、
花粉症による臨床症状が抑制されることがわかっています。
また、花粉症治療米は、
花粉症を起こしていないマウスの花粉症を予防することもわかりました。
あとはできるだけ早く人の花粉症治療に活用できるようになることを期待したいと思います。
2015年春の花粉飛散予測についてはコチラ↓↓↓
http://challenge-tt.xsrv.jp/593.html
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